ドライフラワーの乾燥方法まとめ:3つの基本テクニック徹底ガイド

ドライフラワー

こんにちは♪ひまぐらしです(^^)

皆様は、「せっかく作ったドライフラワーが、色あせたりカビたりしてしまった…」

「思っていた仕上がりと違って、がっかりした…」

そんな経験はありませんか?

実は、ドライフラワー作りの成功と失敗を分ける最大のポイントは“乾燥方法”にあります。

同じ花でも、選ぶ方法によって色合い・形・質感が大きく変わります。

間違った方法や環境で乾かすと、色がくすみ、形が崩れ、せっかくの花の魅力が半減してしまうことも…

しかし、それぞれの乾燥法の特徴や注意点を理解すれば、初心者でもお花の魅力を生かした仕上がりができます。

本記事では、初心者から上級者まで幅広く使える3つの代表的な乾燥法

「ハンギング法」

「シリカゲル法」

「ウォーターインドライ法」

を徹底比較。

それぞれの長所・短所、必要な道具、具体的な手順、向いている花材、失敗を防ぐためのポイントを丁寧に解説します。

さらに、季節や花の種類ごとの使い分けも紹介。

この記事を読めば自分の目的や好みにぴったりな乾燥方法が選べるようになり、四季折々の花を理想のドライフラワーへと変身させられます。

あなたの花時間をもっと豊かに、そして長く楽しむための完全ガイドです。

この記事でわかる事

・ドライフラワーにする乾燥法(ハンキング・シリカゲル・ウォーターインドライ)がわかる
・目的・用途に合ったドライフラワー乾燥法3選がわかる
・乾燥法によって向いている花材がわかる

1. ハンギング法(自然乾燥)

特徴

ハンギング法は、最も手軽にできるドライフラワー作りの基本方法です。

必要なのは花、紐、そして風通しの良い場所だけ。自然の空気の流れと時間を利用して水分を抜くため、コストがほぼかからず初心者でも安心して取り組めます。

ただし、乾燥に時間がかかる分、湿度や気温の影響を受けやすくて色がやや褪せやすい傾向があります。

特に梅雨時期や冬場の加湿された室内では、カビの発生リスクもあるため、環境づくりが成功の鍵になります。

向いている花材

  • バラ(特にスプレーバラ)
  • ラベンダー
  • 千日紅
  • スターチス
  • ユーカリ
    茎がしっかりしていて、乾燥後も形が保ちやすい種類が適しています。

必要な道具

  • 麻紐や綿紐(輪ゴムでも可)
  • ハサミ
  • 風通しの良い場所(直射日光が当たらない)
  • S字フックやハンガー(吊るし用)

手順

  1. 花を選ぶ
     開花後すぐの新鮮な状態で収穫します。花びらが少し開き始めた頃がベスト。
  2. 不要な葉を落とす
     葉は乾燥中に水分を多く含むため、カビや劣化の原因になります。
  3. 束ねて固定
     3〜5本ずつをまとめ、茎を紐や輪ゴムでしっかり縛ります。乾燥が進むと茎が細くなるため、少しきつめに縛るのがポイント。
  4. 逆さに吊るす
     直射日光を避けた風通しの良い場所で、花を下に向けて吊るします。
  5. 乾燥期間
     通常1〜3週間。花や環境によって異なりますが、花びらがカサカサになったら完成。

メリット

  • コストがほぼゼロ
  • 道具が少なくて済む
  • 初心者でも失敗しにくい

デメリット

  • 色がやや褪せやすい
  • 湿度が高い時期はカビやすい
  • 乾燥に時間がかかる

2. シリカゲル法(乾燥剤を使う方法)

特徴

シリカゲル法は、乾燥剤(シリカゲル)を使って花を素早く乾燥させる方法です。

特に、色や形をできるだけそのまま残したい場合に有効

空気乾燥では色がくすみやすいバラやガーベラなどの花びらも、鮮やかさを保ちやすいのが魅力です。乾燥時間は通常3〜7日と短く、湿気の多い季節でも安定した仕上がりが得られます。

ただし、乾燥剤や密閉容器が必要なため、初期投資はやや高め。また、大きな花や多量の花を一度に処理するには容量の大きな容器が必要になります。

向いている花材

  • バラ
  • ガーベラ
  • ダリア
  • 菊(ポンポン咲きなど)
  • 紫陽花(小房に分けて)

必要な道具

  • シリカゲル(粒状タイプ)
  • 密閉できる容器(タッパーやブリキ缶)
  • ハサミ
  • スプーンや計量カップ(シリカゲルを扱うため、なくても大丈夫)
  • 手袋(皮膚が弱い方は着用)

手順

  1. 花を準備
     花びらに傷や汚れがない状態で収穫します。
  2. 不要な部分を取り除く
     茎は短く切り、葉も取り除きます。
  3. 容器にシリカゲルを敷く
     容器の底に1〜2cm程度のシリカゲルを敷きます。
  4. 花を置く
     花の形が崩れないよう、慎重に置きます。
  5. シリカゲルをかぶせる
     花びらの隙間にもシリカゲルが行き渡るよう、スプーンで優しくかけます。
  6. 密閉して保存
     容器の蓋をしっかり閉め、直射日光を避けた場所に置きます。
  7. 乾燥期間
     3〜7日で完成。花が硬くなったら取り出し、軽くブラシでシリカゲルを落とします。

メリット

  • 色や形が鮮やかに残る
  • 乾燥時間が短い
  • 湿度に左右されにくい

デメリット

  • 初期費用がかかる
  • 容器の容量に限界がある
  • シリカゲルの再生作業が必要

3. ウォーターインドライ法(吸い上げ乾燥)

特徴

ウォーターインドライ法は、水を少し入れた容器に花を挿して、そのまま水が自然に蒸発していく間に花を乾燥させる方法です。

水分が徐々に抜けていくため、花の形や茎のまっすぐさが比較的保たれやすく、自然な質感のドライフラワーに仕上がるのが特徴です。

特別な道具がいらず、環境さえ整えば非常に簡単にできるのも魅力。

ただし、乾燥に2〜3週間かかるため、湿度の高い場所ではカビのリスクがあります。

向いている花材

  • 紫陽花
  • バラ
  • ミモザ
  • 千日紅
  • スターチス

必要な道具

  • 花瓶やコップ
  • 清潔な水
  • ハサミ
  • 風通しの良い場所

手順

  1. 花を準備
     花が新鮮なうちに収穫します。
  2. 茎を整える
     葉を落とし、茎を斜めにカットして水の吸い上げを良くします。
  3. 容器に花を挿す
     水を1〜2cm程度入れ、花を挿します。
  4. 自然乾燥させる
     直射日光を避けた風通しの良い場所で放置します。
  5. 水がなくなるまで待つ
     水が完全になくなった後も、1週間ほど置くとしっかり乾きま

メリット

  • 特別な道具が不要
  • 花の形や茎がまっすぐ残りやすい
  • 初心者でも挑戦しやすい

デメリット

  • 乾燥に時間がかかる
  • 湿度の高い環境ではカビやすい

乾燥方法の比較表

方法乾燥期間色の鮮やかさ必要な道具難易度向いている花材
ハンギング法1〜3週間★★☆☆☆紐、吊るす場所易しいラベンダー、千日紅、ユーカリ
シリカゲル法3〜7日★★★★☆シリカゲル、密閉容器普通バラ、ガーベラ、ダリア
ウォーターインドライ法2〜3週間★★★☆☆花瓶、水易しい紫陽花、ミモザ、バラ

※色の鮮やかさは★が多いほど残りやすい評価です。

まとめ

ドライフラワー作りは、乾燥方法を選ぶ段階でほぼ仕上がりの方向性が決まります。

  • コスト重視・簡単さ重視ならハンギング法
  • 色鮮やかさを優先したいならシリカゲル法
  • 自然な形や茎のまっすぐさを残したいならウォーターインドライ法

それぞれの特徴や適した花材を理解して使い分ければ、季節や用途に合わせた理想のドライフラワーを作ることができます。

ドライフラワー作りは一度覚えると、花のある暮らしの幅がぐんと広がります。


「まずは小さく始めてみたい!」という方は、家にある花瓶と麻紐だけでできるハンギング法ウォーターインドライ法から挑戦してみましょう。


もっと色鮮やかな作品を作りたい方は、次回の記事で紹介するシリカゲル法のテクニックもぜひチェックしてみてください。

心地よい”ひま時間”を、暮らしの中に(^^)


「ひまぐらし」のドライフラワーはこちらからご覧いただけます⭐︎

遊びに来て頂けたら嬉しいです♪

[minneショップへのリンク]https://minne.com/@himagurashi

[Creemaショップへのリンク]https://www.creema.jp/c/himagurashi

[メルカリショップへのリンク]https://jp.mercari.com/user/profile/612241241

コメント

タイトルとURLをコピーしました