こんにちは♪ひまぐらしです(^^)
「せっかくの思い出の花が、色あせてガッカリ…」そんな経験はありませんか?
ドライフラワーを作るのに乾燥方法にはさまざまありますが、色・形・質感をできるだけそのまま残す方法でおすすめなのがシリカゲル法。
この方法は、実は食品業界や精密機器の保管にも通じる技術なんです。
お菓子や海苔に入っている乾燥剤や、カメラ・レンズの防湿庫に使われているのもシリカゲル。水分を吸い取り、腐敗や劣化を防ぐという原理は、花にもまったく同じように応用できます。
あと、なんと言ってもシリカゲル法の魅力は、ドライフラワーにするのが難しいお花でも対応できるところ!
お花が柔らかく、花びらがポロポロ落ちやすい植物や、ドライにしている間に黒ずんだりとドライにするのが難しい花に対してシリカゲル法は最適です♪
この記事では、シリカゲル法に必要な道具や手順、失敗しないためのポイントなどを説明します。
初心者でも失敗しにくく、色鮮やかなドライフラワーを作るシリカゲル法の完全ガイドをお届けします。
この記事でわかる事
・シリカゲル法に必要な道具の選び方
・初心者にもわかりやすいシリカゲル法の手順
・失敗しないためのポイント
シリカゲル法とは?

シリカゲル法は、花をシリカゲルの中に埋めて水分を除去する乾燥方法です。
空気中で乾燥させるハンギング法とは違い、密閉された空間で短期間に均一に乾燥できるのが最大の特徴。
結果として、色の退色を防ぎ、花びらの形を保ったまま仕上げられます。
食品保存の分野では、これを「急速乾燥+酸化防止」の一環として利用します。
同じように、花も水分が抜けるスピードをコントロールすることで、変色やしおれを最小限にできます。
シリカゲル法のメリット
- 色や形が鮮やかに残る
- 乾燥時間が短い
- 湿度に左右されにくい
シリカゲル法のデメリット
- 初期費用がかかる
- 容器の容量に限界がある
- シリカゲルの再生作業が必要
シリカゲル法に必要な道具と選び方

シリカゲル法の成功は、道具選びで半分は決まります。
・シリカゲル(細粒タイプ)
→ 花びらの隙間に入りやすく乾燥ムラを防ぐ。
加熱による再生可能タイプならコスパも良いのでおすすめ。
・密閉容器
→ 空気の出入りを防ぐのが鉄則。タッパー、金属缶、ガラス瓶など。
※注:湿気を含みやすい容器はカビが生えやすいので、必ず密閉容器を使用してください。
スプーン・スコップ
→ シリカゲルを花の間に流し込むため。
ゴム手袋
→ アレルギーが出やすい人は手袋着用
\おすすめのシリカゲルはこちら/

色鮮やかなドライフラワーを作るまでの基本の手順(シリカゲル法)

STEP 1:花の選別と下準備
- 新鮮な花を選び、茎を1〜3cm残してカット。
- 葉はすべて落とし、花びらの傷やシミが少ないものを選ぶ。
※Point:「素材の選別」が仕上がりを左右する!
STEP 2:容器の底にシリカゲルを敷く

- 厚さ2〜3cmを均一に広げる。
※Point:「均一層」が鉄則!
STEP 3:花を置く

- 花が接触しないよう間隔をあける。
- バラやガーベラは上向き、キク科は横向きが型崩れしにくい。
※Point:花同士を接触しないことで、シリカゲルが全体を包み込む!
STEP 4:シリカゲルで覆う

- スプーンで少しずつ、花びらの間にも入るように。
- 粉を勢いよくかけると花びらが折れるため注意。
※Point:しっかり間に入れる事で仕上がりが綺麗!
STEP 5:密閉・乾燥
- 蓋をしっかり閉め、直射日光を避けた涼しい場所で3〜7日間。
- 花の大きさによって期間は調整。
※Point:お花の種類にもよるけど7日以上保管した方が安心!
STEP 6:取り出し・仕上げ
- 花びらを壊さないよう、横からそっとすくい上げる。
- 残った粉は柔らかい筆で除去。
※花を探している時に壊しやすいので、シリカゲルを優しくかき分ける!
シリカゲル法で失敗しないためのポイント

湿ったシリカゲルは使わない
シリカゲルはその特性上、水分を吸収するので使用する度に機能が弱まります。
吸水機能が弱くなると、せっかく容器に入れたお花がドライにできず腐ってしまうので、新しいシリカゲルをに交換してください。
交換の頻度は、色で判断します。多くのシリカゲルは効果がある時の色は青色なので、色が変わった場合は交換してください。

上の写真は、実際の色の比較です。
写真の下側が使用前のシリカゲル(まだ水分を含んでいないので青色)。
上側は、2〜3回使用したシリカゲル(吸水しているので薄いピンク)。ここまで色が変わると吸水効果はないので交換が必要です。

私が使用しているシリカゲルは再生可能タイプのシリカゲルなので、加熱(フライパン、電子レンジ、オーブン)で乾燥させると再利用できるのでコスパ的にもおすすめです⭐︎

しっかり乾燥させる
シリカゲル法は、乾燥までの時間が早いですが、お花の種類や大きさによって乾燥時間が異なります。
乾燥が足りないとカビの原因になるので、しっかりと乾燥させてください。
乾燥の見極め方の一つとして、花びらと花の根本がパリパリな状態になっていれば乾燥完了です。
シリカゲルに入れたら、忘れないように開封予定日をマスキングテープなどで記しておくと便利です。
乾燥後は扱いに注意
乾燥完了後のお花は、パリパリな状態になっているのでとても脆く崩れやすいです。
強く握ったり、ぶつけたりすると簡単にボロボロに崩れてしまうので、優しく扱ってください。
作業環境の湿度管理

ドライフラワーの作成や保管をするに当たって、一番の難敵は湿度です。
梅雨や夏時期は湿度が80%〜90%に達するため、湿度60%以上の日はエアコンや除湿機、サーキュレーターを併用する事が綺麗なドライにするためのポイントになります。


\ドライフラワーに湿気がNGの理由についてはこちらの記事でご紹介してます/
花材別の工夫
- バラ:外側から徐々にシリカゲルを入れ、中心部までしっかり乾燥させる。
- ガーベラ:花芯部分に湿気が残りやすいので多めにかける。
- ダリア:大輪は2段構造でシリカゲルを充填。
- カーネーション:密な花びらに細粒シリカゲルを丁寧に。
- 紫陽花:房を小分けにして優しくシリカゲルをかける。
保存とメンテナンス
完成したドライフラワーは、光と湿気から守るのが鉄則。
- 保存は密閉ケースへ。
- インテリアとして飾る場合は、湿度が高い日はケース内に乾燥剤を追加。
- カビが生えたりしていないか定期的に観察する
まとめ


「色鮮やかさを残す!初心者でも失敗しにくい、シリカゲル法で作るドライフラワーマニュアル」と題して、初心者にも失敗しにくいシリカゲル法をお伝えしました。
シリカゲル法は、食品や精密機器の保存にも通じる湿度管理の知恵をそのまま花に応用した方法。
手間は少しかかりますが、その分仕上がりの美しさと保存性は他の方法を凌ぎます。
また、ドライフラワーにするのが難しいお花にも対応でき、乾燥できる幅が広いのもシリカゲル法の魅力です。
大切な思い出の花を色鮮やかに残したい方には、間違いなく一番の選択肢!
是非、この記事を参考にしてドライフラワーのある暮らしを楽しんで下さい♪
心地よい”ひま時間”を、暮らしの中に(^^)
「ひまぐらし」のドライフラワーはこちらからご覧いただけます⭐︎
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